2011年12月16日
ロッカー?キャンバー?
こんにちは
またまた、更新が滞ってしまいました。すみません。
各地で雪のたよりも届き、今週末は寒波が来るそうで、将軍さまもお出ましになられるとのこと、とっても期待してしまいます。
うちのライダー達や知り合いのライダー達もそろそろ本格的に山行きの用意が始まったようで、様々な場所へ様々な商品の発送に追われている今日、このごろです。
ところでタイトルの通り、最近よく聞く言葉について、今日は説明してみたいと思います。
"ロッカー"と"キャンバー"
一般的なスキーは平面にスキーを置いて横から見ると右の図のようになると思います。
トップ部とテール部が接地して中心部分は反っていて接地しないこの反りを"キャンバー"(昔はベント)と言います。
キャンバーが付いていることにより、スキーヤーがスキーに乗ったときにスキー全体が雪に接して安定感が生まれます。また、力をかけた後に力をかけるのをやめたときに元の形に戻って次の運動に備える力(一般的には返りといいます)を生み出しています。
雪面がある程度硬いときや雪の状態が良いとき(いわゆる整備されたゲレンデなど)を滑る場合このキャンバーはかなり大切なファクターになります。
反面、雪が極端に柔らかいときや雪面が荒れているとき(深雪、新雪や春先のボタ雪など)はTOP、TAIL部分の雪面への力がかかりすぎて雪面に潜りこみ操作性が悪くなります(俗に言う引っかかる感じです。)
なので、最近の深雪、新雪用はロッカーと言って左の図のような逆反り形状のスキーが一般的になっています。(一般的にはフルロッカーやフラットロッカーなどといいます。)
一般的にキャンバーモデルはゲレンデ中心に使用するDEMO、SPORTSモデルに採用されており、ロッカーモデルはフリーライド、マウンテンモデルに採用されています。
ところで、この2つの形状による特性の良いとこ取りをしたようなSKIが出てきています。
それが
"キャンバーロッカー"
図のように足元部分にはキャンバーがついていてTOP,TAIL(TOPだけの場合もあります)はロッカーしています。
これによって雪面が硬く整備されているときはキャンバー部分が上手く働き安定感と返りを生みますし、最大幅の部分がロッカーしているので深雪や悪雪では引っかからずに操作がとてもやりやすくなっています。
この形状のスキーは本当の意味でのオールラウンドスキーで雪面の状況に左右されずいつでもどんなときでもスキーを動かしやすくひっかかりが無いので楽に操作できますし、滑走時にはしっかりと安定し、ある意味、魔法のSKIかもしれません。
このタイプは幅広(85mm以上)のフリーライド、マウンテンモデルと普通の幅(80mm以下)のDEMO、SPORTSモデルのどちらにも存在します。
幅広モデルの場合は幅が広くてロッカーしているのに普通のゲレンデも滑ることができるので雪が降った時のゲレンデ脇の新雪ゾーンなどを滑るのなどにもいい感じですし、オフピステからオンピステに帰ってきてもいい感じで滑れます。
普通幅のゲレンデモデルの場合はトップが浮いているので切り替えやスキーを動かす動作をするのがかなりイージーに出来るので本当にスキーが楽しくなります。
特例として基礎、中回り、大回りモデルの一部にもこのロッカーは採用されています。この場合は切り替え時にTOPの掛かりを甘くすることによりSKIをより遠くに離すことができ谷回りの円弧がしっかりとれます。また、フォールラインを向いて以降はやはりTOPの掛かりが甘いので必要以上に切れ上がらず落差のとれたきれいなターンが描けるようになるのです。
これからは12-13シーズンも含めて"キャンバーロッカー"に注目です。
それではロッカー&キャンバーロッカーの代表的なモデルをご紹介します。
フルロッカーモデル
"K2 HELLBENT"
http://www.websports.co.jp/item/12178.html
"SURFACE LIVELIFE"
http://www.websports.co.jp/item/11978.html
幅広キャンバーロッカーモデル
"4FRNT CR J"
http://www.websports.co.jp/item/12062.html
"BLASTRACK BLAZER"
http://www.websports.co.jp/item/5757.html
普通幅 ゲレンデ使用タイプ
"K2 KLASSIK"
http://www.websports.co.jp/item/7902.html
"VOLKL PLATINUM-R"
http://www.websports.co.jp/item/12098.html
基礎中回りモデル
"OGASAKA TC-ME+RC600FL"
http://www.websports.co.jp/item/8812.html
またまた、更新が滞ってしまいました。すみません。
各地で雪のたよりも届き、今週末は寒波が来るそうで、将軍さまもお出ましになられるとのこと、とっても期待してしまいます。
うちのライダー達や知り合いのライダー達もそろそろ本格的に山行きの用意が始まったようで、様々な場所へ様々な商品の発送に追われている今日、このごろです。
ところでタイトルの通り、最近よく聞く言葉について、今日は説明してみたいと思います。
"ロッカー"と"キャンバー"
一般的なスキーは平面にスキーを置いて横から見ると右の図のようになると思います。
トップ部とテール部が接地して中心部分は反っていて接地しないこの反りを"キャンバー"(昔はベント)と言います。
キャンバーが付いていることにより、スキーヤーがスキーに乗ったときにスキー全体が雪に接して安定感が生まれます。また、力をかけた後に力をかけるのをやめたときに元の形に戻って次の運動に備える力(一般的には返りといいます)を生み出しています。
雪面がある程度硬いときや雪の状態が良いとき(いわゆる整備されたゲレンデなど)を滑る場合このキャンバーはかなり大切なファクターになります。
反面、雪が極端に柔らかいときや雪面が荒れているとき(深雪、新雪や春先のボタ雪など)はTOP、TAIL部分の雪面への力がかかりすぎて雪面に潜りこみ操作性が悪くなります(俗に言う引っかかる感じです。)
なので、最近の深雪、新雪用はロッカーと言って左の図のような逆反り形状のスキーが一般的になっています。(一般的にはフルロッカーやフラットロッカーなどといいます。)
一般的にキャンバーモデルはゲレンデ中心に使用するDEMO、SPORTSモデルに採用されており、ロッカーモデルはフリーライド、マウンテンモデルに採用されています。
ところで、この2つの形状による特性の良いとこ取りをしたようなSKIが出てきています。
それが
"キャンバーロッカー"
図のように足元部分にはキャンバーがついていてTOP,TAIL(TOPだけの場合もあります)はロッカーしています。
これによって雪面が硬く整備されているときはキャンバー部分が上手く働き安定感と返りを生みますし、最大幅の部分がロッカーしているので深雪や悪雪では引っかからずに操作がとてもやりやすくなっています。
この形状のスキーは本当の意味でのオールラウンドスキーで雪面の状況に左右されずいつでもどんなときでもスキーを動かしやすくひっかかりが無いので楽に操作できますし、滑走時にはしっかりと安定し、ある意味、魔法のSKIかもしれません。
このタイプは幅広(85mm以上)のフリーライド、マウンテンモデルと普通の幅(80mm以下)のDEMO、SPORTSモデルのどちらにも存在します。
幅広モデルの場合は幅が広くてロッカーしているのに普通のゲレンデも滑ることができるので雪が降った時のゲレンデ脇の新雪ゾーンなどを滑るのなどにもいい感じですし、オフピステからオンピステに帰ってきてもいい感じで滑れます。
普通幅のゲレンデモデルの場合はトップが浮いているので切り替えやスキーを動かす動作をするのがかなりイージーに出来るので本当にスキーが楽しくなります。
特例として基礎、中回り、大回りモデルの一部にもこのロッカーは採用されています。この場合は切り替え時にTOPの掛かりを甘くすることによりSKIをより遠くに離すことができ谷回りの円弧がしっかりとれます。また、フォールラインを向いて以降はやはりTOPの掛かりが甘いので必要以上に切れ上がらず落差のとれたきれいなターンが描けるようになるのです。
これからは12-13シーズンも含めて"キャンバーロッカー"に注目です。
それではロッカー&キャンバーロッカーの代表的なモデルをご紹介します。
フルロッカーモデル
"K2 HELLBENT"
http://www.websports.co.jp/item/12178.html
"SURFACE LIVELIFE"
http://www.websports.co.jp/item/11978.html
幅広キャンバーロッカーモデル
"4FRNT CR J"
http://www.websports.co.jp/item/12062.html
"BLASTRACK BLAZER"
http://www.websports.co.jp/item/5757.html
普通幅 ゲレンデ使用タイプ
"K2 KLASSIK"
http://www.websports.co.jp/item/7902.html
"VOLKL PLATINUM-R"
http://www.websports.co.jp/item/12098.html
基礎中回りモデル
"OGASAKA TC-ME+RC600FL"
http://www.websports.co.jp/item/8812.html
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Posted by sanwasports at 19:22│Comments(0)
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