2011年10月14日
SBB認定整備技術者セミナー+ブーツは割れるんです!
更新をサボって、申し訳ありません
2週間も前になるのですが、SBB認定技術者セミナー2011に参加してきました。
SBBとはSKI、BINDING、BOOTSの頭文字で、この3つの商品の正確な品質、調整がSKIというスポーツの安全をつかさどっています。
SBB認定技術者セミナーとはこの安全をつかさどる3つの商品の品質管理、調整の技能を学び、より安全なSKI用具の取り扱いを会得するセミナーで、SHOP、SKISCHOOL、レンタル業者などは毎年この講習を受講しなければいけないことになっています。
ちなみに主に講習を受けるのはビンディングのスキーへの取り付けとブーツをセットしたときの調整。および解放強度の設定・調整です。
写真のような実習はもちろんですが、実習前には4時間にわたる学科講習もあります。
この講習を最後まで受講することにより、SBB認定技術者として認定され認定証が発行されます。(有効期限は1年間です。)
ちなみにブーツとビンディングの調整、解放強度の調整はこのSBB認定技術者の管理の下でしか行うことはできません。
解放強度を勝手に変えるのは危険を伴うのでやめましょう。http://ski-jsp.jp/document/bdgpos2011.pdf
今回のセミナーの内容で強化されているのはヘルメットです。実は欧米でのヘルメット着用率は80%以上です。日本では、特にスキーヤーは全くこの数字に及んでいません。最近はさまざまな仕様やデザインの商品も出てきていますので、みなさんも是非世界基準でヘルメットをかぶりましょう。http://www.websports.co.jp/category/997.html
もう1つお伝えしたいことがあります。それは
"ブーツは割れるんです"ということです。
実際のところそのメカニズムは完全に解明されていないらしいですが、まちがいなく"ブーツは割れるんです"ブーツの主たる材料はポリエチレンやポリウレタンです。このようなポリ(高分子)製品はまちがいなく経年劣化します。
経年劣化なんです!いっぱい使おうがちょっとしか使ってなかろうが時間が経つと弱っていくんです。ちなみに時間は5年です。
実はほとんどの物質には経年劣化があります。ただ劣化するまでに時間に差があるのと劣化することによって重大な破損が起こるかどうかだけの問題です。残念ながらスキーブーツは劣化が進むと重大な破損がおこります、そのうえ安全の面でもかなり危険で重大な事故がおきうるので、あえて此処で話題にさせていただきました。
ブーツが劣化する現象は加水分解といわれています。加水分解を促進する要素としてはもちろん水分があること、紫外線をたくさん浴びること、それと温度変化だといわれています。なのでオンシーズンのスキーブーツは最悪の状況下で使用されています。
なので、せめてオフシーズンに保管しておくときのことを考えてください。まずしっかりと乾かすこと。(インナーブーツやインソールもはずして陰干ししてください。)直射日光が当たるところは避ける。高温多湿になるところには保管しない。以上のことを気遣っていただくだけで進行を遅らせることができるといわれています。あと、根拠はないのですが経験上、毎年使っているブーツよりしばらく使っていなかったブーツのほうが破損の割合が高いように思われます。久しぶりにSKIをされる場合特にご注意ください。
http://ski-jsp.jp/document/bootpos2011.pdf
ちょっと、小難しいセミナーと信じがたい話だったのですが、ぜひとも皆さんにもご理解いただきたく記事にしました。
みなさん、安全に楽しくスキーを楽しんでくださいね。
2週間も前になるのですが、SBB認定技術者セミナー2011に参加してきました。
SBBとはSKI、BINDING、BOOTSの頭文字で、この3つの商品の正確な品質、調整がSKIというスポーツの安全をつかさどっています。
SBB認定技術者セミナーとはこの安全をつかさどる3つの商品の品質管理、調整の技能を学び、より安全なSKI用具の取り扱いを会得するセミナーで、SHOP、SKISCHOOL、レンタル業者などは毎年この講習を受講しなければいけないことになっています。
ちなみに主に講習を受けるのはビンディングのスキーへの取り付けとブーツをセットしたときの調整。および解放強度の設定・調整です。
写真のような実習はもちろんですが、実習前には4時間にわたる学科講習もあります。
この講習を最後まで受講することにより、SBB認定技術者として認定され認定証が発行されます。(有効期限は1年間です。)
ちなみにブーツとビンディングの調整、解放強度の調整はこのSBB認定技術者の管理の下でしか行うことはできません。
解放強度を勝手に変えるのは危険を伴うのでやめましょう。http://ski-jsp.jp/document/bdgpos2011.pdf
今回のセミナーの内容で強化されているのはヘルメットです。実は欧米でのヘルメット着用率は80%以上です。日本では、特にスキーヤーは全くこの数字に及んでいません。最近はさまざまな仕様やデザインの商品も出てきていますので、みなさんも是非世界基準でヘルメットをかぶりましょう。http://www.websports.co.jp/category/997.html
もう1つお伝えしたいことがあります。それは
"ブーツは割れるんです"ということです。
実際のところそのメカニズムは完全に解明されていないらしいですが、まちがいなく"ブーツは割れるんです"ブーツの主たる材料はポリエチレンやポリウレタンです。このようなポリ(高分子)製品はまちがいなく経年劣化します。
経年劣化なんです!いっぱい使おうがちょっとしか使ってなかろうが時間が経つと弱っていくんです。ちなみに時間は5年です。
実はほとんどの物質には経年劣化があります。ただ劣化するまでに時間に差があるのと劣化することによって重大な破損が起こるかどうかだけの問題です。残念ながらスキーブーツは劣化が進むと重大な破損がおこります、そのうえ安全の面でもかなり危険で重大な事故がおきうるので、あえて此処で話題にさせていただきました。
ブーツが劣化する現象は加水分解といわれています。加水分解を促進する要素としてはもちろん水分があること、紫外線をたくさん浴びること、それと温度変化だといわれています。なのでオンシーズンのスキーブーツは最悪の状況下で使用されています。
なので、せめてオフシーズンに保管しておくときのことを考えてください。まずしっかりと乾かすこと。(インナーブーツやインソールもはずして陰干ししてください。)直射日光が当たるところは避ける。高温多湿になるところには保管しない。以上のことを気遣っていただくだけで進行を遅らせることができるといわれています。あと、根拠はないのですが経験上、毎年使っているブーツよりしばらく使っていなかったブーツのほうが破損の割合が高いように思われます。久しぶりにSKIをされる場合特にご注意ください。
http://ski-jsp.jp/document/bootpos2011.pdf
ちょっと、小難しいセミナーと信じがたい話だったのですが、ぜひとも皆さんにもご理解いただきたく記事にしました。
みなさん、安全に楽しくスキーを楽しんでくださいね。
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Posted by sanwasports at 18:52│Comments(0)
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